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zoom RSS エッチングを試してみた

<<   作成日時 : 2010/11/10 22:58   >>

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今回はちょっと進行上ひと休みして(いつもひと休みしてる^^;)、金属部分のエッチングパーツ化を模索してみました。
おもに大屋根と本体をつなぐヒンジの切り出しや、0.3mmの真鍮板などの切り出しをエッチングで行うと非常にきれいにしかも楽にできちゃうんじゃない?って思ったので^^

エッチングってなにさ?というと、溶かしたくない部分をマスキングした金属板を腐食液にひたして溶かしマスキングした形に抜き出してしまうという方法です。
すごく簡単な例を挙げると、たとえば銅板にマジックで”●”を書いて、それを腐食液にひたすと”●”の部分だけが溶けずに残るわけです。

美術の世界では、銅版画なんかでこの方法が使われます。
電子基盤もこれで作れますね。
市販のものでは船や戦車などの模型にも専用のエッチングパーツが販売されています。

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このエッチングのパーツ名を見てわかるとおり、「700分の1で重巡洋艦 高雄」専用のエッチングパーツです。
これ以外のものには使えません。
自分の作っている模型にあったエッチングパーツが販売されていれば良いですが、なかなかうまくはいかないようです。
であれば、自作してしまうしかありません^^

まず用意するもの。
パソコン・・・普通のであればOK。
ドローソフトorCADソフト・・・お絵かきソフトでも良いですが、スケールをあわせることを考えるとCADが一番簡単。
レーザープリンタ・・・コピー機でも可。とにかくカーボントナーをつかって印刷するものであればOK。
アイロン・・・プリントした図を金属板に熱転写するために使う。
腐食液・・・塩化第二鉄液と呼ばれる液体。画材屋さんにはたいてい置いてあります。
プラスティックの容器orガラス容器。・・・金属は厳禁です。溶けますから。エッチング作業用、パーツ洗い用など。
重曹・・・腐食したパーツの中和用。
消石灰・・・使用済み腐食液の中和用

なお、エッチング作業にあたってはこちらのサイト様を参考にしました。
オリジナルエッチングパーツ製作法『F式』と言う製作法が細かく解説してあります。
エッチングってこんなに簡単にできるものなんだ!と驚きました。
また、塩化第二鉄液の廃棄の仕方なども詳しく書かれており非常に参考になります。
なによりも、PCとレーザープリンターを使ってのレジスト(マスキングといったほうがわかりやすいかな?)が非常に簡単。
そして、それを何の知識も無い者でも順を追ってできてしまうようにサイトを作っているのがすばらしい!!
サイト主の藤崎様、ありがとうございます^^

では作ってみましょう。
まずはCADでプリントするヒンジを書きます。
これは前にヒンジを作ったときの図面をちょっと修正して作ります。
金属板の裏と表に貼るので、鏡面コピーしてセンターに線を入れておきます。
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このままでは溶けていくうちにバラバラになってしまい、底に沈んでわからなくなるので、各部品をつなぐ線を書き込みます。
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これで、ひとつにつながりました。
真ん中の黒い部分をつまんで液に浸す形になります。
この図面をレーザープリンターでプリントアウトします。
このとき、使用する紙に関して、2種類の推奨用紙をあげています。
インクジェットプリンタ用紙 スタンダードタイプ スーパーファイングレード(コクヨ製)
画彩(かっさい) お手軽マットタイプ マット仕上げファイングレード(フジフィルム製)
の2種類です。
画彩を使うことにしました。
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真ん中の線に沿って折れば裏表の画像がぴったり重なるはずですが、そううまくはいかないので、透かしながら重ねて折っていきます。
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手ごろな大きさに真鍮板も切り出します。
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0.3mmの板なので、糸鋸を使いました。
曲がってしまいました^^;
まぁ、端は溶けてなくなるので気にしないことにします。
真鍮板を紙にはさみ、ずれないようにテープを貼れるところは貼ります。
金属板は細目の耐水サンドペーパーで表面をこすり、油脂や酸化膜の除去を必ずしなくてはなりません。
画像

画像

画像

固い木の上において、アイロン(スチームOFFで高温)を押し付けるようにして加熱します。
この熱で印刷のカーボンが金属にくっつくというわけですね〜^^
藤崎氏によると、アイロンではなくラミネーターを使ったほうが、うまくいくとのことでしたが、家にあるラミネーターでは温度が足りないのか転写するまではいきませんでした。
しかし、きれいに金属に紙を押し付けてくれるので、ラミネーターを通してからアイロンにかけたほうがずれが無くて良いかもしれません。
画像

何回かこれでもかというくらい押し付けた後、紙を剥がすために水につけます。
紙がふやけてきたら指の腹でやさしくやさしく紙を剥がしていきます。
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ちゃんと転写されているようです^^
紙のけばけばはぬらした状態で消しゴムでかる〜くなでるようにするととれます。
あまり強くこするとレジストがはがれてしまうので注意が必要です。
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肝心かなめの腐食液です。
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別の容器に金属板を立てにして完全につかるくらい腐食液をためます。
金属板は黒い部分に両面テープを貼って、そのうえから木の角棒2本で挟みテープでまとめます。
つける前の写真がありませんが、こんな感じ。
画像

溶け切るまでややしばらくかかりますので、何らかの方法で固定して待ちます。
たまに引き上げたり、液の中で揺らしたりします。
あ、そうそう、腐食液は40度くらいが反応が良いそうなので、別の容器に沸騰したお湯をためてそのなかに先ほどの容器を置きます。
湯せんですね。
40度かどうかは計っていないのでわかりませんが、何もしないよりは良いでしょう^^;
画像

待ってる間に、パーツの中和洗浄用の溶液を作ります。
といっても、水に重曹を溶かすだけ^^
かき混ぜてしばらくしてもちょっと残ってるなぁ・・・くらいの量を溶かしたらOK。
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さて、どうなったかな?
ちょっと引き上げてみましょう^^
画像

おお、溶けてる、溶けてる!
さらに待つこと十数分・・・。
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いい感じです^^
これを、さっき作った重曹の溶液にいれて洗います。
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ジュワ〜って音がして、あわ立ってます^^;
ちょっとキモ・・・。
反応はすぐなくなるので、そうなったら水ですすいで乾燥させます。
乾燥したら、レジストを剥がすためラッカー溶剤にいれて、筆なんかで剥がしていきます。
画像

画像

腐食のあとですかね?
なんかきれいじゃないです(泣)
レジストが薄れたんですね。
画像

目の荒いペーパーで削っちゃいます。
よ〜く見てみたら2枚をずらして貼り付けたような感じに見えますね〜^^;
画像

これは、紙が表と裏でずれていた証拠です。
これは心当たりがあるので、今度は少しうまくやろうと思います。
精密度はどうでしょう?
組み合わせてみます。
画像

まったく、修正なしできれいに組み合わせることができました^^
ここはいつもガリガリ削らないと組み合わないところで、削りを入れているうちに曲がったり折れたりと非常に手間のかかるところでしたのでとてもうれしいです。
まぁ、切り抜くのがへたくそなのが原因なんですけどね^^;

反省点はあるものの、思ったよりきれいに抜けたと思うんですけど^^
私的にはまったく問題ないレベルです。
まぁ、自作ですから、こんなもんでしょう(笑)
しかし、インターネットがあるおかげで、いろんな技を知ることができてとてもうれしいです。
いい時代ですね〜。

この技ですが、もうひとつ試したいのはロゴです。
一号機は自作デカールでやったんですが、デカールの段差が最後ま消しきれず、見た目にデカールがわかってしまいました。
このロゴの形に金属板を抜いて本体に押し当て、ゴールドにスプレーしてやればロゴをプリントすることができるんじゃないかと考えております。
そうすれば、段差処理なんか必要ないしね。
いろいろ、技術的な課題もありますが、今度挑戦してみたいと思います。

最後にうちに居候中の猫をご紹介^^
画像

黒猫のやまと♂です(笑)
いや、本当に。
なかなか面白い行動をする猫なんです^^
かつては野良に近い生活をしていたため、ケガだらけで耳がちょっと欠けてたりします。
いまではすっかり家猫になって、日がな一日寝て暮らしているおなかの出たおっさん猫になってしまいました^^;
かなり、食い意地のはった野郎です(笑)

今回はこの辺で。

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
いつも新しい技法に挑戦されていることに驚きと尊敬の念を禁じ得ません
私も模型をやっていますなんて恥ずかしくて言えない心境です
ただただ、完成を心待ちにしています

ぐらんぱ
2010/11/11 20:05
>ぐらんぱさん
いえいえ、常に楽をしようともがいているだけですよ〜^^;
最初からこつこつまじめにやってけばいいのに、楽をしようとして、かえって遠回りしたりして(汗)
本末転倒ってやつですね(笑)
まぁ、趣味なので楽しいほうがいいですしね^^
楽をしようとしてする苦労は、意外と楽しく感じるみたいです。
ああ、そうか!
私が熱中するときって、楽をする仕組みを作っているときなんだなぁ〜。
今、気がつきましたw
らんぞー
2010/11/12 00:39
タンサンってわりと
なんでに使用できるねんねー
ビックリです。昔ね祖母がね
水で薄めてうがい水とかお料理
でも入れたり・・洗剤効果もあるしね
らんぞーさんも使ってるし・・
コピー憧れ♪ですね。最近は北海道の
お天気がスゴイ感じのニュース見たけど
大丈夫でしたぁ?風邪に気を付けてね!
こむたみ
2010/11/13 11:09
>こむたみさん
重曹は靴の中に振りかけておくと、消臭剤にもなりますね。
なかなか優れものですよね^^

札幌はちょっと荒れましたが、大丈夫でしたよ。
これから、朝晩ぐっと冷え込んでくるんじゃないかなぉ・・・。
こむたみさんも風邪にはご注意くださいね。
らんぞー
2010/11/13 19:08
アイロンあり、見慣れぬ薬に重曹まで出て来て、趣味から、すっかり工房へと変化を遂げていますね。
それにしても、素人目に、使い道のわからないモノがたくさん出てきました。
ひるま
2010/11/18 00:04
>ひるまさん
あっちこっち手を出して机の上がえらいことになってます^^;
そのうち自分でも「これなんだっけ?」ってなるかも・・・(汗)
すでに、自分で使い道を忘れているものがチラほら・・・。
らんぞー
2010/11/18 01:30
できてる!
わりとスッと!?
さすが!!

真鍮板をコピー紙で挟むんですね、ずらさず…かなり難しいですよね…

あっぱれ!!

欲しい形をコピーして、らんぞーさんに送れば…

(゜゜;)\(--;)コラッ

失礼しました
MACK
2010/11/19 22:59
らんぞーさん、お久しぶりです。
私もエッチングした時は腐食液の状態や金属の状態(私の場合は感光時間の微妙な違い)でなんど基板を無駄にしたか、、、らんぞーさんはその点、さすがですし、器用な方でないと、エッチングしながら写真を撮るなんて、怖くてできないですよ^^;
たかじい
2010/11/19 23:35
>MACKさん
MACKさんなら断れないな、しょうがない500ウオンで請け負いますよ(笑)
今回は0.3mm厚の真鍮板でしたが、0.1mmだったらもうすこし細かいエッチングが可能ですね。
大屋根のヒンジなので、すこし厚いのがほしかったんです。
0.3mmだと、ニッパーで切るのがつらいんですね〜。
ヤタさんは早くから自作されていたんですね〜。
さすが^^
らんぞー
2010/11/20 11:17
>たかじいさん
おひさしぶりです、たかじいさん^^
ごめんなさい、どうやらエッチングの”エッチ”の部分がコメント制限に引っかかってたようです。
「コメントを受け付けました」って出ましたでしょ?
自分でコメントしてて受付画面になったので気がつきました(笑)
なんか、通知してくれる機能ないのかなぁ、気がつかなかったです^^;

私の試した方法は、感光剤とか使わないので、とっても簡単ですよ^^

写真撮るときにカメラの液晶画面見ていたら、パーツ持っている手が動いてしまって、机に液がこぼれたりしました^^;
いつもの癖でパーツのほうをカメラの画面に合わせようとしたんですね(汗)

たかじいさんは基盤を自作されてたんですね^^
すごい、電子系に強いんだ。

らんぞー
2010/11/20 11:57

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