ヒンジの制作

どちらかと言うと、屋根の制作の中のひとつなのですが、別枠で書いてみます。

今回のヒンジは、大屋根とピアノ本体をつなぐ屋根ヒンジです。
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ちょっとわかりにくいですか?
いいが画像がなくて・・・。

いつものように、寸法をはかったらCADで描いてプリントアウトします。
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足のように伸びているのが、回転部です。
0.5mmの芯を包み込みます。
実はこのヒンジの造り方はこの方のブログを参考にしています。
http://y-a-nabe.blog.ocn.ne.jp/first/
watanabe's weblog」というブログです。
この方の技術はすごいです!
歯車のミニチュアなんかも自作してしまうという、すごい人です。

で、ヒンジの造り方をわかりやすく解説してあるので、造ってみました。

屋根ヒンジはCAD図面を見てのとおり、ちょっとデザインがおしゃれな感じです。
この図面を銅版に貼り付けます。
そのブログによると、銅のほうが真鍮よりやわらかくで加工しやすいのだそうです。
なので今回は銅版を使用します。

買ってきました。
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プリントアウトした図面をこの銅版に貼り付けます。
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何度も何度もデザインナイフでなぞっていきます。
曲線の部分は、何度かデザインナイフでなぞってやってから、金切りバサミでおおよそ切り出し、ヤスリで整形していくのがベストではないかと考えます。
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切り出した画像です。
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もうひとつのほうも同様に切り出します。
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このふたつの足の部分を根元まで組み合わせ、両面テープで固定します。
軸になる0.5mmの真鍮線も置いて、テープで固定します。
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それぞれの足をナイフなどで立てていきます。
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おおよそ軸に巻くような形になったら、ピンセットでえいっ、えいっ・・・と整形します。
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テープをはずし、両面テープから注意深くはずします。
うまく開閉すれば成功。
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成功のようです!!

これにもダボ用の穴を開けておきます。
テストで撮影前に作ったものも一緒に。
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こんな感じで本体につけます。
わかりにくいかな?
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0.2mm厚とはいえ、金属を切り出すのは非常に大変でした。
カッターやデザインナイフの刃を何度か取り替えながらやないといけません。
はさみだと、細かいところを切りすぎたりしてむずかしいです。
少し余裕を持って切り出した後、ヤスリで削るのがやはり正解のようですね。

しかし、ヒンジがこんなに簡単に作れてしまうとは・・・。
”目からうろこ”とはこのことです。
世の中にはすごい人がいるもんだなぁ。
ありがとうございました。

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この記事へのコメント

2009年08月17日 17:26
ども!はじめまして。アクセス解析から辿り着きましたwatanabeと申します。

この度は拙ブログをご紹介いただきまして、ありがとうございました。また拙いハウ・トゥをご参考下さいまして恐れ入ります。

さてさて、ヒンジの製作、上手く出来ました様でホッと致しました。もし上手く行かなかったら責任取らないと・・・・(^_^;)

さてさて、パーツの切り出しに関してでありますが、一番手っ取り早いのはニッパーですね。切り出し線ギリギリまで心いくまでパチパチ切って最期にヤスリで仕上げればOK。今回お作りになられた様な入り隅があるパーツは、力を逃がす為に何箇所かピンバイスで穴を開けておけばより安心です。

私も我流ですから偉そうなことは言えませんが、また何かご質問でもございましたらお気軽に・・・・v(^^)

ではでは!!
2009年08月17日 22:43
>watanabeさん

コメントいただきありがとうございます。

なるほど、穴を開けておけばやりやすそうですね。

ここまで、我流でノウハウを作り上げるのはなかなかできないですよ。
ほんとに、目からうろこが落ちましたw

材料の性質を理解することと、物理学というか力学にかなった作り方をする。
大事なことですよね。

またお邪魔しに行きます。
2009年08月18日 12:35
らんぞーさん
やっちゃってますね、凄いですよ、この作業は。
製作の泥沼はどこまでも深いですね。
僕は細かい事は苦手なんですが、僕なりに泥沼にはまり込んで一生抜け出られそうもありません。
2009年08月19日 00:32
>ジュンチーさん

本当にきりがないですw
特に、何もないところから作るという「これが正解!!」と言うものがない世界は、ある意味自分が正解を作っていくという満足感というか、快感というか、それこそ泥沼・底なし沼と言っていいものがありますね。

うまく複製できることをお祈りしています!
2009年08月19日 06:50
  おはよー。

  やっと、行動。

  なあー、出来たら、弾けるん?
  お箸とかようじで、
  押したら、音でるん?

  イスももちろん
  作るねんやろおー

  早く見たいから
2009年08月20日 09:31
>こむたみさん

残念ながら音は出ませんw
せいぜい、鍵盤を押したら動く程度でしょうね。
その辺も、実現できるかどうかは、微妙なところです^^;

某グランドピアノの高級おもちゃのようにはいかんでしょうね。あれは6分の1ですし。

ピアノ椅子は作ろうと思ってます。
って、そうか・・・、そろそろ椅子の寸法を計っておかないと。
こむたみ
2009年08月20日 17:09
  イスは、
  ベルベットで。
  
 
2009年08月22日 00:35
こんばんは。
先日のメイバさんから、再びFRPについての書き込みがあったので、よろしかったら見てみてください。
先日書き込みがあったところです。
2009年08月22日 11:33
>ジュンチーさん
ありがとうございます。
さっそく読んできました。
興味深いお話でした。
2009年08月22日 11:42
>こむたみさん
丸椅子のことかな?
くるくる回して高さ調整するやつ。
10分の1なので、布をそのまま貼っても、らしく見えるかどうか・・・ってところですかね。
でも面白そう。
私としてはベンチタイプの椅子か、ヤマハの背付ピアノ椅子を作ろうかと思っています。
まあ、ピアノ本体ができてからですけどね(笑)
2009年08月23日 22:38
こんばんは。
その銅や真ちゅうなどの金属加工が大変だと思います。金属を切るなんて、日常生活にはありませんから。
あらゆる部品が10分の1なんですね。
2009年08月24日 11:43
>ひるまさん
なんで10分の1にしたかと言うと、採寸したときに簡単に実寸を出せるようにという安易な理由からなんですよね(笑)
実際に作ってみたら、筐体なんかはこのスケールがちょうどいいかなと思っておりますが、10分の1だときびしいなって言うところは、結構あります。

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